【これだけ知っておけば理解できる】よく使われるおすすめ関数5選

Excelで役立つ機能

Excelを使う上で、関数に全く触れたことがない人はあまりいないと思いますが、最初は苦手意識を持つ方が多いのではないでしょうか?

新卒で入社した当初、SUM関数しか存在を知りませんでしたし、それすらもツールバーにあるボタンを押すだけで合計が勝手に計算してくれる便利な機能があるとしか思っていませんでした。英語で公式みたいなものを作るのはプログラミングをやる人たちが使っているものだと思っていたので、仕事でVLOOKUP関数やIF関数が使われている資料の更新を任されて、慌てて調べ始めたのが関数との出会いです。

目の前の資料に使われていた関数を解読するところから始めたのですが、理解してしまうとすごく便利で、関数を複数組み立てて望む結果が出たときはとても嬉しかったです^^

と言っても、最初から関数をがんがん使えたわけではありません。
ネットで関数の使い方を調べ、基本のやり方を一つずつ試して出したい結果が出るか試すことを繰り返し、いろんな使い方のアイディアがネットに転がっているのでそれも試して、やっと「ああ、そういうことか!」と理解していきました。

ですので、最初から全てを理解して使いこなすのではなく、基本の使い方をコピペして使って試してみる。ここから初めてみるのがおすすめです。

ここはよく使う関数の説明と、使う上で引っかかった所や注意点をお伝えしたいと思います。

SUM関数

最初は合計を簡単に計算してくれるSUM関数からいきましょう。

=SUM(数値1、数値2、・・・)
セル範囲に含まれる数値を合計します

数値1や数値2と書かれるとどういうこと?と思うかもしれませんが、ここには合計を出したいセルを選択すればOKです。
隣接しているセル同士ならドラッグで選択すれば問題ありませんが、離れている場合はCrtlキーを押しながら、マウスで合計したいセルをクリックしていくと範囲選択が簡単です。SUM関数を使わずに=A1+A3+・・・みたいに地道に足し算しなくても、この方法で一発です。

ROUND関数

ROUND関数は指定の位を、四捨五入する関数です。
ちなみに切り上げはROUNDUP関数切り捨てはROUNDDOWN関数になります。

=ROUND(数値、桁)
数値を指定した桁に四捨五入した値を返します

数値にはセルを選択すれば大丈夫です。
桁は0が一の位になります。十の位は−1、100の位は−2。逆に小数点以下の場合、第一位は1、第二位は2となります。

VLOOKUP関数

これもよく見る関数ですね。
数値だけでなく文字列を返したいときにも使えるので便利です。

=VLOOKUP(検索値、範囲、列番号、検索方法)
指定された範囲の1列目で特定の値を検索し、指定した列と同じ行にある値を返します。テーブルは昇順で並べ替えておく必要があります。

範囲には表を指定します。この時、検索したい値がある列が1列目にくるよう範囲指定する必要があります。検索値にいれた値が範囲の1列目にあるのに、値がちゃんと返ってこないという場合は、表示形式が違う場合があります。Excelでは「123」と表示されても、数値の「123」と文字列の「123」は別物として認識されますので、注意が必要です。
右クリックして「セルの書式設定」→「表示形式」で確認することができます。違った場合は合わせてください。

一括で表示形式を変えるという方法もありますが、そうすると問題がある場合は、検索値用に列を一列追加して、文字列操作をする関数で変えてしまう方法もあります。検索値用の列はあとで非表示にしてしまえば見た目も問題ありません。
文字列操作ができる関数は、関数の分類「文字列操作」から選ぶことができます。

IF関数

こちらも文字列を返すことができます。
簡単に説明すると、Aだったら「Aです」と返す、A以外だったら「Aではありません」と返す、という条件を指定して返す値を選択させることができます。

=IF(論理式、値が真の場合、値が偽の場合)
論理式の結果(真または偽)に応じて、指定された値を返します

この式に、先ほどの説明で話した内容を当てはめていくと、=IF(セル=”A”、”Aです”、”A”ではありません”」という式になります。値が文字列だと””で囲む必要があるので注意してください。文字列だと認識してくれます。

SUMIF関数

次はSUM関数とIF関数が合わさったものです。
複数の条件が指定でSUMIFS関数もありますが、SUMIF関数を知ってからのほうが理解しやすいと思います。

=SUMIF(範囲、検索条件、合計範囲)
指定した検索条件に一致するセルの値を合計します

この時にVLOOKUPの時のような範囲指定とは少し違うので注意が必要です。
検索したい条件は範囲で指定(例 A1:A10)します。そしてその隣の列に合計したい列があった場合(例 B1:B10 )と、範囲と合計範囲が重ならない、でも同じ列数にする必要があります。ここがずれると正しい値で合計してくれません。

まとめ

  1. SUM関数 範囲内のセルを合計
  2. ROUND関数 四捨五入
  3. VLOOKUP関数 検索値がある行にある指定した列の値を返す
  4. IF関数 条件式によって返す値を変えることができる
  5. SUMIF関数 条件に一致したセルの合計

いかがだったでしょうか?
関数もたくさんの種類がありますが、それら全てを使うは少ないと思います。
今回の5選は使う場面が多そうなものをピックアップしました。こんなことができるんだと、まずはそこを頭の片隅に覚えていただければ、必要になったとき思い出してもらえるかと思います。
少しでも参考になれば嬉しいです。

コメント

  1. […] 詳しくは関数5選とこちらから […]

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